桐とは、ゴマノハグサ科の落葉広葉樹のことです。
一見、木のように感じますが、実は木じゃないんです。「桐」という字が「木」と「同じ」と書くように、桐は木と同じように私たちの身近なところで色んな形で役に立っています。
桐の”超”能力
- 自然に優しい!
桐は生育のスピードが早く、20~30年でかなりの大木になります。資源としても有用なので、とにかく自然に優しいんです。
- 癒される素材!
桐はベトベトせず、肌触りが良い最高の素材です。抗菌や防湿効果が示すように、とにかく癒される素材なんです。
- 収納保管に最適!
桐は抗菌や防湿効果に優れており、火に強くて燃えにくいので着物などの大切なものの収納保管に、とにかく最適なんです。 - 驚きの軽さ!
桐は日本で育つあらゆる木々の中で、最も軽い素材と言えます。 桐はとにかく軽いんです。
桐の歴史
桐の原産地は中国とされています。
現在は日本各地で植栽されており、福島県の会津桐、岩手県の 南部桐などが有名です。
また、桐は鳳凰の止まる木として神聖視されており、家紋や 紋章の意匠に取り入れられてきました。
桐と家具
桐にはたくさんの特徴があるので、その特徴を生かして様々な 形で家具として使われています。 桐家具で最も代表的なのは桐たんすではないでしょうか?
その他にも、桐箱や桐椅子などが挙げられます。桐里工房では、桐の良さを十分に理解し、最大限に生かす術を持っています。
桐の特質
桐の防湿効果
桐自体の組織の中にチロース構造というミクロの小部屋が無数に広がっています。
これが、湿度を吸収して桐が湿気をさえぎり、カビの防止になります。
保湿効果
桐材は多孔質だから保温効果が大きいのです。
その為に炊いたご飯を冷めないようにするために、おひつ・下駄にも用いられました。
桐の防虫効果
桐はアルカリ性である為とタンニン、パウロミン、セサミンといった成分が含まれており、これらが防虫効果をもたらしています。
又この成分は、桐自体を腐敗から守り、腐りにくくしています。
桐の軽さ
桐の比重は、水を1とするとわずか0.3です。
つまり日本列島に育つあらゆる木の中で一番軽い樹木です。
木材の気乾比重
桐の遠赤外線効果
桐も遠赤外線を放射しています。温度あるものは人間でも石でも遠赤外線を放射していますが、桐の遠赤外線の放射率は炭素と同等で、人体の発する遠赤外線の波長9.4μと同じだと
言われています。
癒しの効果
桐自体からマイナスイオンが放射され、室内全体を癒すと言われています。
また、焼桐にいたっては、マイナスイオンは木炭の3倍あることも分かりました。
なによりも、天然木の持つ自然の旁香は、精神的なリラックスをもたらします。