100年の桐の仕事

 

桐里工房代表稗田正弘
桐里工房は、創業明治45年より代々伝統的技法の確立と継承を行い、 技の積み重ねにより今なお進化を続ける、伝統ある桐たんす専門製造工房です。
創業時より一貫した自然循環型で、自然との共存共栄の家具作りを目指しています。
木は自然からの贈り物であり、その無垢の木で作られた家具には、 木の魅力だけでなく、職人の心と技、そして精神が込められています。
そこには、一人一人の職人が木工道具を使用し、責任を持って最後まで仕上げる、 まるで子供を育てるかのような「一人一品製作」の考えが根底にあります。
「魂を込めて」という言葉がうわべの言葉だけに終わらない世界が桐里工房にはあります。
桐を愛し、見つめ続けていつの間にか100年という月日がたってしまいました。
これも偏に桐里工房を支え、暖かく見守っていただきました皆々様方のご愛顧の賜物と感謝の念に堪えません。
日本の木工家達が「桐に一生を捧げて悔いは無し」というようにこれほど「人間の手触り感覚」によって制作される木の材質は他に類をみない。いくら機械技術が進歩しようとも最後には人の手をもって完成せねば良いものにはならない桐独特の性質を持つ為、木工家達はその技術の習得に熱い一生を捧げるものである。
亡き父武夫もその一人「桐の華、桜と共に散りにけり」(没4/12)と、友に詠われ、知る人ぞ知る名工の一人でした。
今、100年という節目を迎えた桐里工房、桐箪笥はもとより現代の生活に合う家具作りにも力を入れています。何故なら桐という素材ほど日本人に一番合う最高の素材はないからです。不思議な桐材。万角から見つめ、時には口に含み、時には顕微鏡で覗いたり、知れば知るほど、魅せられていく・・・・。
その桐の魅力を充分に用い「たくみ」と「うまみ」を表現して、ものづくりに励んで参ります。

桐里工房 代表者 福岡県版現代の名工 稗田正弘



2015年4月2日、大川で6人目の「大川の匠」に稗田正弘が選ばれました。
鳩山大川市長より、表彰されました。今後も伝統の技術を若い人に継承させていきたいと思います。