永いこと、桐たんすの製造を行い、伝統的な本物のと呼ばれる桐たんすだけを作って、106年の月日がながれて行った。
もうそろそろ、4代目にあとを任せて引退したしところです。
この地大川は、前の戦争の前までは、七割が桐だんすを製作していました。
大川の桐だんすは、製造される場所によって呼び名がありました。
例えば、大川の榎津地区で作られた桐たんすは榎津物で、郷原物や、本木物という呼び名で別けてありました。
大川の桐だんすの歴史は古く、江戸時代後期に製作された桐たんすが保存されています。
したがって桐たんすの発祥はこの大川からと考えられています…。