福岡県吉井町のK様からご注文されていた桐たんすのリメイクですが、おそらく江戸時代後期に大川で製作されたアンティークな4.5尺(幅1350㎜)の桐たんすでした。
高さも高く(1400㎜)て、移動が大変でした。
こんな古い桐たんすは、やはり痛みがひどく、かなりのダメージがありました。でも、K様はどうしても思い出がありますので形見として残したいとの事でした。
そこで、K様の御意向をお聞きしたところ、玄関先とリビングに置きたいとのご意見でしたので、一本立ちだったこの桐たんすを2つに切り分け、下の方はアンティーク仕上げの時代チェストにデザインしました。
一番下の引き出しは、Wihiの本体やルーターを仕舞える様に、裏壁板にはコンセントの穴を開けて、引き出しは前開き戸に改造しました……。
金具は黒いOkawa..storeの時代金具にして、正月に里帰りされるアメリカの娘さんご夫婦に喜んで貰えるように和家具モダンにデザインしました。
又玄関に置くローチェストは古代桐の仕上げにリノベしました。
更に天板にはブラックオールナットを使用して、飾ったり座ったり出来る様にしました。
機能性もあり、デザインも美しい現代にマッチした桐タンスのチェストに変身して甦りました。