また大川の木工業者の中には広がる需要によって。木工機械の導入が進められます。
大正11年に、問屋を営んでいた松本由太郎(藪町)が「丸鋸、帯鋸、カッター、手押し鉋盤、自動鉋盤、角のみ盤」等の木工の基本的な機械(道具見たいな機械)が初めて導入された。だがまだ安全性が考慮されておらず、
弟子の中には、ケガをする者も表れたり、作業効率と生産性ひ上がるが、急がせるため、仕上がりが悪くなる事もありました…。
ーーー大正時代の稗田木工ーーー
当時の稗田木工所(現在の桐里工房)では、宇一が農業を行い、和一によって桐箪笥の製作が行われていまた…。
和一は大工道具だけの、製作を貫き、弟子達には「なるべく機械は使うな」と言う指導を行っていました…。
ーーー『1923年(大正12年)9月1日』ーーー午前11:59分ーーー
マグニチュード7.4の関東大震災が発生する!
広範囲の火災が発生する!
関東、横浜は壊滅的な被害が広がる!
この大地震の復興の為の需要も加わり大川の指物業界は全国に知られる様になっていきました。
そして大正14年いよいよ2代目稗田武夫が、和一の元で修行を始めます。