大川家具の歴史と榎津指物の起こり大正時代No.2

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ーーー大正時代の仲買人、問屋業者と小売店ーーー
この頃になると、指物大工(生地師)が作る榎津箪笥は、何も塗装をしていない、白木の状態で(生地仕上げ)仕上げられた箪笥を、仲買人や問屋業者が買い取って、塗装と金具打ちの仕上げを行っていた。
各地での博覧会や品評会にはそれらの大川町の有力問屋が出品していた為に
、指物師や錺金具師の名前が出る事は殆ど無かったのです。
町の有力問屋業者は腕の良い指物大工(生地師)を選んで、造りの良い箪笥を買い入れた。(生地のまま仕入れる為に品物の優劣が分かりやすく、選別が厳しかった)
その為に職人同士の技の切磋琢磨によって、大川の技術力が高度化していきました。
大正時代の問屋には
            ◎中島忠五郎商店(長町)
            ◎松本由太郎(榎津)
            ◎中島佐助、佐八商店(榎津)
            ◎まる徳家具(籔町)
            ◎肥前屋(庄分)等があった。