明治時代後期に大川市内で制作された、本漆塗りの桐箪笥(一間物)です。
大川市の榎津指物で制作された『榎津箪笥』で、手作りの生地に本漆塗りを施し、大川製の手打金具が取り付けられています。
桐里工房では、108年の歴史と伝統の修理技法と、新しいデザイン力があり、再び新しい家具に甦らせる技法を108年間、積み重ねてきました。
この程北九州市八幡西区の『M様』宅にてお預かりしました、この歴史ある榎津箪笥ですが、お客様は次世代に譲るために、カットして貰い3〜4分割の小振りの現代にとってもマッチするデザインにして欲しいとの事でした。
直ぐにその場で新しいデザインのスケッチを書いてお客様に提案したところ、大変気にいって頂きました。
さて、この榎津箪笥(一間タンス)はどのようなデザインに蘇るかは、6ヶ月後の仕上がり品を見て頂く事になります。